完成したシルバーリメイクリング。フルールドリスのトップが力強く美しい側面の姿。

ブレスレットの一コマが、ひとつの指輪へ。〜シルバーリメイクの記録〜

「ブレスレットを買ったんですが、腕に巻いてみたらブカブカで…。一コマ外せばちょうど良さそうなんです。で、その外した一コマ、指輪にできませんか?」

なんとも嬉しいご相談でした。

お持ちいただいたのは、フルールドリス(百合の紋章)モチーフが連なる、存在感たっぷりのシルバーブレスレット。トグルクラスプ(棒状の留め具)がついた、ずっしりと重みのある一品です。

シルバーブレスレットを手に持った全体像。トグルクラスプとフルールドリスのコマが連なる。
ご持参のシルバーブレスレット。腕に巻くとブカブカとのこと。

当サイト「ask.ephana.co.jp」のジュエリー修理・リメイク事例をご覧になり、「ここなら相談できそう」と思ってご来店くださいました。そのお言葉が、何よりも励みになります。

まずはブレスレットを分解。コマとコマのつなぎ目を確認しながら、慎重に一コマを取り外していきます。

ブレスレットを分解した状態。コマが外れ、留め具部分と分離している。
コマを取り外す分解作業中の様子。
ケースの中に置かれたブレスレット全体と、取り外したコマパーツ。
一コマを取り外した状態。残ったブレスレットはぴったりサイズに。

取り外したコマを改めてじっくり見ると——これがまた、素晴らしいデザインなんです。

取り外したフルールドリスモチーフのシルバーコマパーツのアップ。
指輪トップになる一コマ。百合の紋章の彫刻が精緻で美しい。

このコマをリングトップに据えた指輪を作る——。イメージは明確でした。次は、エファーナ得意の3DCADによるデザイン設計です。

リングシャンク(指輪の輪の部分)のサイズ・幅・厚みをミリ単位で設計。コマパーツとの接合部の強度も計算しながら、3Dモデルを組み上げていきます。完成前にデジタル上で形を確認できるのが、3DCADによるデジタルジュエリー®の大きな安心感です。

3DCADソフトで設計中のリング。正面・斜め・上・横の4アングルから確認できる画面。
3DCADによるシャンク設計画面。4方向から形状を確認。

3DCADのデータをもとに、シャンクを制作。コマパーツと並べてみると、イメージ通りのバランスです。

黒背景に3Dレンダリングされたシルバーリングのシャンク単体。
3Dレンダリングで確認したシャンク。#21。
完成したシャンクとフルールドリスのコマパーツを並べた状態。
シャンクとトップパーツのサイズ・バランス確認。

あとはシャンクとコマパーツをしっかりと接合する作業です。リングスタンドに固定しながら、ロウ付け(溶接)でしっかりと一体化させます。

リングスタンドに固定してシャンクとコマパーツをロウ付け接合中の様子。裏面が見える。
ロウ付けによる接合作業。裏面から強度を確保。

接合・研磨を経て、完成です。

完成したシルバーリメイクリング。フルールドリスのトップが力強く美しい側面の姿。
ブレスレットの一コマが指輪に。完成した横顔。

ブレスレットのサイズが合わなくて困っていた。でも捨てるのはもったいない。そんなお悩みが、世界にひとつだけの指輪という新しい価値に変わりました。

ングの内側。刻印が入っており、丁寧な仕上がりが確認できる。
内側の刻印まで丁寧に仕上げています。

「こんなこと、頼んでいいのかな?」と思っているあなたへ。

エファーナには、ジュエリーにまつわるどんな相談でも持ち込んでください。「サイズが合わない」「壊れた」「デザインを変えたい」「形見をリメイクしたい」——どんな小さな悩みも、一緒に解決策を考えます。

気兼ねなく、ぜひご相談ください。

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