とっておきのサファイア指輪:取れてしまったマーキスダイヤの石合わせと共有爪の石留め修理
とっておきの時に着けるリングとして、大切にされているサファイアの指輪。 「これまでなぜ気が付かなかったのか…よく見てみたら、なんだか腕についているダイヤモンドがおかしい。んんっ?ダイヤモンドが無くなっている!」と、大変心配そうなご様子で修理のご相談にお持ちいただきました。 大切なジュエリーの一部が無くなってしまうと、本当にショックですよね。
まずは、お預かりした時の状態です。

原因を調べるため、石が取れた部分を顕微鏡で拡大して確認します。

原因がわかったところで、取れてしまった石と同じサイズ・品質のダイヤモンドを探し出す「石合わせ」を行います。

石が決まったら、いよいよ石留め(セッティング)の加工に入ります。 今回は「共有爪」という構造のため、ただ新しい石を乗せて開いた爪を倒すだけではありません。もう片方の残っているダイヤモンドも一度丁寧に取り除き、二つの台座のレベル(高さや角度)をしっかりと調整し直します。その上で、二つの石が美しく並ぶように確実な石留めを行っていきます。 これらの繊細な作業は、最初から最後まで顕微鏡をのぞき込みながら、一つ一つの工程をミリ単位で確認して進められます。
そして、美しく蘇った指輪がこちらです!

大切なお客様のジュエリー。私どもでは、「このようにお取り扱いし、緻密な加工をしています」と修理の工程をしっかりとお知らせすることで、不安なく安心してお任せいただけるよう心掛けております。
「石が取れてしまった」「なんだか爪が浮いている気がする」といったお悩みがございましたら、どうぞお気軽にご相談くださいませ。職人が顕微鏡下で確かな技術をもって、あなたの大切なジュエリーをよみがえらせます。
