液体(洗浄液または水)の中に浸けられ、細かな気泡に包まれているゴールドのコインペンダントトップ。

【修理事例】ガラスの中にこびりついた緑ショウ(緑青)を除去!コインペンダントの分解クリーニング&新品仕上げ

大切にされているコインペンダント、「昔は綺麗だったのに、なぜか内側が緑色に汚れてきた…」「自分で拭こうとしてもガラスのの内側に汚れがあって手が届かない…」とお悩みではありませんか?

今回ご相談いただいたのは、ガラスで挟まれたデザインのコインペンダントです。長年のご使用や保管によって、内部に「緑ショウ(緑青)」や固定剤の劣化による汚れが入り込み、本来の美しさが損なわれてしまっていました。

この記事では、伏せ込み枠の分解からコイン・ガラスのクリーニング、枠の新品仕上げ、そして元通りに組み上げるまでの全10工程を詳しくご紹介します。

1. 修理前の状態(ビフォー)

まずは、お預かりした時点での状態をご確認ください。

ガラスに挟まれたコインペンダントの表面。フチや文字の周りに緑色の緑ショウ(緑青)が付着している状態。
【01:修理前・表面】ガラス内部に緑ショウが発生し、全体的に汚れが見られます。
コインペンダントの裏面。バラの柄の周りに緑色の汚れや固定剤の変色が目立つ状態。
【02:修理前・裏面】裏側も同様に汚れが入り込み、着用をためらう状態です。

2. 慎重な分解・分離作業

ガラスで挟まれたコインを取り出すためには、枠を削ったり傷つけたりしないよう慎重に分解する必要があります。

職人の手元でゴールドの伏せ込み枠からコインとガラスを取り外している分離作業の様子。
【03:分解作業】顕微鏡を覗きながら、専用工具で伏せ込み枠を開いていきます。
分解された枠、2枚の丸いガラス、そして古い固定剤が残るコインが並べられている状態。
【04:分離完了】枠、ガラス、コインの分解に成功。古い固定剤が残っています。

3. コインの取り扱いと枠の磨き(新品仕上げ)

ここからの作業は、各パーツの素材特性に合わせた極めて繊細なケアが必要です。

金色のバラ柄コインの表面。鏡面仕上げ部分に固着した固定剤や汚れが付着している様子。
【05:コインの状態】指で触るだけで傷つく鏡面仕上げ。細心の注意を払います。
ピカピカに磨き上げられたゴールドのペンダント枠と、横に並べられた2枚の透明なガラス。
【06:枠の新品仕上げ】3種類のバフを使い分け、枠をピカピカに磨き上げました。

4. クリーニング完了と組み上げ(レストア)

各パーツの洗浄・磨きが完了し、いよいよ元の姿へ組み上げていきます。

緑ショウが除去され、ダイアナ妃のポートレートが美しく輝く金色のコインと透明なガラス。
【07:コイン磨き完了・表】緑ショウが綺麗に落ち、本来の美しい輝きが復活。
裏面のバラのモチーフと「1997」「999.9 GOLD」の刻印が鮮明に綺麗になったコイン。
【08:コイン磨き完了・裏】裏面のバラ模様もくっきりと美しく輝いています。
作業台の上で、磨き上がった枠とコインを重ね合わせ、伏せ込み直す準備をしている様子。
【09:組み上げ作業】綺麗になった各パーツをセットし、再び伏せ込んでいきます。

5. 修理完了(アフター)

すっかり綺麗になり、新品同様の輝きを取り戻したダイアナ妃コインペンダントの完成写真。
【10:修理完了】最終バフ磨きを経て、新品同様の美しい姿に戻りました!

まとめ:諦めていたジュエリーの汚れもご相談ください

ガラスに挟まれたタイプのコインペンダントは、構造上ご自宅での手入れが難しく、経年劣化による緑ショウや内部の汚れが発生しやすいアイテムです。

当店では、ジュエリーの構造を熟知し、これまでの経験を元に顕微鏡を使った精密な分解作業から新品仕上げまで一貫して行います。「もう着けられないかも…」と諦めていた思い出のジュエリーがございましたら、ぜひお気軽にご相談ください。

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