研磨機(バフ)を用いて指輪の表面を磨き上げる工程

「いつの間に?」結婚指輪の歪みを直して新品の輝きへ|安心リペア&メンテナンス

結婚指輪は、一生を共にするパートナーのような存在です。24時間365日、肌身離さず身に着けているという方も多いのではないでしょうか。

しかし、プラチナやゴールドといった貴金属は、意外にも繊細な素材です。毎日の家事、重い荷物を持った瞬間、あるいはスポーツの際など、無意識のうちに強い力が加わり、指輪は少しずつ「歪み」を生じさせてしまいます。

今回は、そんな結婚指輪の歪み直しと、新品同様の輝きを取り戻す「新品仕上げ」の工程をご紹介します。

修理を待つ、小傷のついた変形した結婚指輪のアップ
今回のご依頼は「歪みの修正」と「新品仕上げ」。大切な節目に、あの日の輝きを取り戻します。

1. 指から外して分かる「歪み」のサイン

普段、指にフィットしていると感じている指輪でも、一度外して平らな場所に置いてみてください。綺麗な円形ではなく、楕円形になってはいませんか?

楕円形に大きく変形してしまったプラチナの結婚指輪
長年の着用で気づかぬうちに変形した指輪。指から外すと、その歪みが顕著に分かります。

今回のメンテナンスでお預かりした指輪も、指から外してみるとはっきりと分かるほど変形していました。指輪が歪むと、指への圧迫感が出るだけでなく、セットされている宝石を留めている「爪」が開き、大切な石が脱落してしまうリスクも高まります。

「最近、指輪の形が気になるな……」と感じたら、それはメンテナンスの重要なサインです。

2. 職人の手仕事:音と感触で整える「真円」

エファーナでの歪み直しは、単に力を加えて形を戻すだけではありません。

まず、他の宝石がセットされている場合は、その爪の緩みや地金の疲労度をルーペで入念に確認します。その後、バーナーで適度に熱を加え、金属のストレスを取り除きながら作業を進めます。

サイズ棒と木槌を使い、指輪の形を整える職人の手元
他の宝石への影響を確認後、熱を加えながら木槌でリズムよく形を整えていきます。
真円に戻り、サイズ9号を指し示すサイズ棒上の指輪
歪み修正完了!美しい真円が復活し、サイズも元の「9号」にぴったり戻りました。

サイズ棒に指輪を挿し込み、木槌で「トントントン」と軽やかな音を響かせながら叩いていきます。この時の力加減こそが職人技。地金を無駄に伸ばさず、正確なサイズ(今回は#9)の真円へと導いていくのです。

3. 新品仕上げ:3段階の研磨で蘇る輝き

形が整ったら、次は「新品仕上げ」の工程です。長年の愛用でついた小傷は、光の反射を乱し、指輪全体を曇って見せてしまいます。

私たちは、粗さの異なる3種類の「バフ(研磨用の回転布)」を使い分けます。

  • 深い傷を平らにならす工程
  • 中間の曇りを取り除く工程
  • 最後に、鏡のような光沢を生む超仕上げの工程

職人の指先で温度と感触を確かめながら磨き上げることで、プラチナ特有の凛とした輝きが蘇ります。

研磨機(バフ)を用いて指輪の表面を磨き上げる工程
3種類のバフを使い分け、深い傷から微細な曇りまで段階的に取り除きます。
新品同様に磨き上げられた結婚指輪の完成品
形の修正と磨きがすべて完了。まるで魔法をかけたような眩い輝きです。

4. 安心を届ける、エファーナのコミュニケーション

作業が完了し、眩いばかりの輝きを取り戻した指輪。私たちはその最終確認をサイズ棒の上で行い、その姿をスマートフォンに収めます。

スマートフォンで完成写真を撮影する様子
完成報告は公式LINEから。工程写真をお送りし、安心と共にお客様へお届けします。

エファーナでは、公式LINEアカウントを通じて、これらの工程やビフォーアフターの写真を直接お客様へ送信しています。 「自分の指輪が今どんな状態なのか」「どんな工程を経て綺麗になったのか」 そのプロセスを可視化して共有することで、お預かりした大切な宝物を、より高い安心感と共にお返ししたいと考えているからです。

結び:大切な節目に、指輪のメンテナンスを

結婚5周年、10周年といった記念日はもちろん、ふとした日常の中で「少し指輪が疲れて見えるな」と感じた時は、ぜひメンテナンスをご検討ください。

香川県高松市のジュエルエファーナでは、ジュエリーの修理を通じて、お客様の想い出を次世代へと繋ぐお手伝いをしております。

歪みが直り、ピカピカになった指輪を再び指に通した瞬間の、あの清々しい気持ち。その喜びを、一人でも多くのお客様に感じていただければ幸いです。

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