【ジュエリー修理】取れてしまった真珠の留め直し!パールリングの接着固定・ぐらつき点検修理事例
やわらかな光沢と上品な存在感が魅力のパールリング。ですが、「お気に入りで長年愛用していたら、いつの間にか真珠がポロッと取れてしまった…」というご相談は、実はとても多く寄せられるお悩みの一つです。
今回は、真珠が取れてしまったデザインパールリングの留め直し・修理修理事例をご紹介いたします。
1. お持ち込み時の状態とご相談内容

長年のご使用によって真珠が土台(芯立て)から外れてしまったとお困りになり、ご相談・お持ち込みいただきました。
グラデーションのように連続して真珠が配置されたデザインのリングで、幸いにも取れてしまった真珠自体はお客様が大切に保管・持参してくださっていたため、そのまま元の位置へ留め直す作業に入ります。
2. 全体のチェックと再固定の準備

まずは取れた箇所だけでなく、残っている他の真珠もしっかりと固定されているか、手でやさしく触れながら1石ずつぐらつきの有無を細かくチェックしていきます。
真珠の接着剤は経年劣化によって接着力が弱まるため、一箇所が取れると他の箇所も外れやすくなっているケースが多くあります。他の真珠にも緩みが見られたため、一旦清掃・下処理を行った上で、全体の留め直しを丁寧に行っていきます。
3. 宝飾用接着剤による完全固定と硬化時間

真珠の接着には、衝撃や湿度に強い宝飾専用の2液混合型接着剤を使用します。芯立て(金属の突起)部分と真珠の穴に適切な量の固定剤を塗布し、空気が入らないようしっかりと奥まで押し込んで固定します。
宝飾用の接着剤は強度が高い反面、硬化がゆっくりと進行するため、ずれたり浮いたりしないよう固定した状態でしばらく静かに放置しておきます。
4. 取り付け確認と修理完了

固定開始から約2時間ほど経ち、「そろそろ大丈夫かな…」というタイミングで状態を確認します。
しっかりと接着剤が硬化し、真珠が完全に固定されたことを確認いたしました。横から見てもグラデーションのラインが美しく揃い、元の輝きを取り戻した状態でお客様へ完了のご連絡をいたしました。これでまた落下の心配なく、安心してお出かけにお着けいただけます。
まとめ
パールの指輪やペンダントは、水分の影響や長年の経年劣化によって接着部分が弱くなり、突然取れてしまうことがあります。もし真珠が取れてしまっても、取れた珠を取っておいていただければ綺麗に留め直すことが可能です。また、「なんだか少しグラグラする」と感じた段階で早めにお持ち込みいただくことで、紛失を防ぐことができます。
エファーナのWebサイトにも様々なジュエリー修理やリフォームの事例を掲載しておりますので、ぜひご参考になさってください。
