【ジュエリー修理】切れてしまったゴールド製ダイヤモンドネックレスのチェーン修復!顕微鏡下での精密ロウ付け事例
繊細で美しいゴールドチェーンのダイヤモンドネックレス。華奢で肌なじみが良い反面、着脱時や何かに引っかかった拍子に「プチッ」とチェーンが切れてしまうご相談は後を絶ちません。
今回は、切れてお困りだったゴールドネックレスの精密ロウ付け修理の工程をご紹介いたします。
1. 切断箇所と全体像の確認

お持ち込みいただいたのは、ゴールド(K18)のチェーンに美しいダイヤモンドがあしらわれたネックレスです。拡大して破断箇所をチェックすると、チェーンのコマ(環)が開いて切れている状態が確認できました。

全体像を確認すると、チェーンの中央付近でスパッと途切れてしまっています。コマ自体が紛失しておらず残っているため、切れた環同士を正確に組み直して再接合していく作業に入ります。
2. 顕微鏡下でのコマ繋ぎと作業準備


非常に細かなチェーンのため、肉眼だけでの作業は困難を極めます。当ショップでは顕微鏡(マイクロスコープ)を覗き込みながら、工具を使って開いてしまったコマをひとつずつ正確に繋ぎ合わせていきます。
繋ぎ終えたらロウ付け(金属の溶接)の準備です。接合部の隣のコマ同士が一緒にくっついて固まってしまわないよう、ピンセットの先でピンポイントにコマをつまみ、炎の角度と熱量を慎重にコントロールしていきます。
3. ピンポイントロウ付けと可動域のチェック

バーナーの炎をピンポイントで当て、無事にロウ付けが完了いたしました!非常に小さなコマの接合部だけに綺麗に金ロウが流れ、しっかりと接合されています。

ロウ付け後は、繋いだコマの部分が硬化して動きが悪くなっていないか、しなやかな「可動域」が保たれているかをしっかり点検します。隣同士のコマが固まることもなく、スムーズに動くことを確認いたしました。
4. バフ磨き・超音波洗浄と完成

接合部の変色や小傷を取り除くためバフ磨きを施し、仕上げに超音波洗浄機で皮脂や汚れを隅々まで洗い流します。
新品のような眩い輝きとゴールド本来の美しさが蘇り、お客様へお渡し完了のご連絡をいたしました。これでまた安心してお気に入りの胸元を飾っていただけます。
まとめ
繊細なチェーンネックレスの切れ修理は、「ただ繋ぐ」だけでなく、繋いだ部分が突っ張らずにしなやかに動くかどうかが職人の技術の見せ所です。切れてしまったからとあきらめず、ぜひお気軽に当ショップへご相談ください。
エファーナのWebサイトにも様々なジュエリー修理やリフォームの事例を掲載しておりますので、ぜひご参考になさってください。
