オパール上部まで爪が乗っておらず開いている1本目の爪(赤矢印表示)

【リング修理】ボルダーオパールの石の緩み・ガタつきを解決!4つの爪をルーペで精密診断・伏せ直し

「カチャカチャと音がする…」大切なリングの「石の緩み」放置していませんか?

「指輪を着けて手を動かすと、なんだかカラカラと音がする…」 「石を指で触ってみると、微妙に動いてカチャカチャ言っている気がする…」

そんな違和感を覚えてご相談にお越しいただくお客様はとても多くいらっしゃいます。 ジュエリーにセットされている宝石は、長年ご愛用いただくうちや、どこかにふとぶつけてしまった衝撃などで、石を留めている「爪(つめ)」が少しずつ開いてしまうことがあります。

今回エファーナにご相談いただいたのは、深みのある美しい青の遊色が魅力的な「ボルダーオパール」のリングです。

ボルダーオパールの石が固定されず緩みが生じているプラチナリング
ご相談時:装着時にカチャカチャと音や振動がするボルダーオパールリング

お客様にお話しを伺うと、着けているときに手元から小さく音が聞こえるとのこと。実際に指で触れさせていただくと、やはり固定されているはずのオパールが緩み、土台の中で動いてしまっていました。

オパールは非常にデリケートな宝石のため、グラついた状態で放置しておくと、衝撃で石自体が割れてしまったり、最悪の場合はリングから脱落して紛失してしまう危険性があります。

さっそくルーペを使い、石を支えている4本の爪の状態を1本ずつ細かくチェックしていきます。

オパール上部まで爪が乗っておらず開いている1本目の爪(赤矢印表示)
1本目の爪診断:爪が開いて石の上に乗っておらず、上部欠けも確認

まず1本目の爪です。爪が外側に開いてしまっており、オパールのフチの上までしっかりと乗っていません。さらにルーペで詳細に確認すると、爪が当たっていた部分の石のフチにわずかな欠けが見られました。

石の表面からわずかに浮いて隙間ができている2本目の爪(赤矢印表示)
2本目の爪診断:ほんの少し浮いて隙間が生じている状態

続いて2本目の爪です。こちらは一見留まっているように見えますが、拡大してみるとほんの少しだけ表面から浮いて隙間ができていました。

オパールのフチへしっかり乗って固定されている正常な3本目の爪(赤丸表示)
3本目の爪診断:しっかり石に乗り固定されている正常な状態

そして3本目の爪。こちらは爪の先端がしっかりとオパールの上部に乗り、石を上から押さえています。本来はこの状態がすべての爪において保たれているのが正常です。

外側へ大きく浮き上がりお洋服等に引っかかりそうな4本目の爪(赤矢印表示)
4本目の爪診断:爪が大きく浮き上がり、衣服への引っかかりの危険も

最後の4本目の爪です。あっ、こちらも完全に爪が浮き上がってしまっていますね。 爪がこのように浮いていると、石が固定されないだけでなく、お洋服やニットの繊維に引っかかって糸を引っ張ってしまったり、さらに爪が開いてしまう原因になります。

現状をルーペ写真と共にお客様へわかりやすくご説明差し上げ、今回の修理プランをご提案いたしました。

オパールは硬度が低く、圧力や衝撃に弱い繊細な性質を持っています。そのため、爪を締め直す(伏せ直す)作業には、金属の硬さを見極めながらタガネやタガネ留め工具を使い、石に直接過度な負荷をかけない極めて慎重な力加減が求められます。

爪の角度をひとつひとつ微調整し、オパールの曲面に沿うよう綺麗に伏せ込んで固定を完了いたしました。

これで石のガタつきも完全に収まり、また安心して末永く身につけていただける状態へ仕上がりました!

エファーナでは、修理が完了いたしましたら、今回ご紹介したようなルーペ下での詳細なチェック写真や施工理由を添えて、繋がっている「エファーナ公式LINEアカウント」より迅速にお客様へ完了報告をお送りしております。

「どこがどう痛んでいたのか、写真で理由がよく分かって安心できた」と、多くのお客様から嬉しいお声をいただいております。

大切なリングの違和感や、石のグラつきなど気になる点がございましたら、ぜひ一度エファーナまでご相談ください。職人の確かな目と技術で、大切なジュエリーを安全にお守りいたします。

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