マジック金具が綺麗に取り付けられ、しなやかに仕上がった真珠ネックレスの完成品

大切な真珠を一生ものに。糸の緩み修理と、劇的に使いやすくなる「マジック金具」への交換事例

冠婚葬祭からお出かけまで、大人の女性の胸元を気品高く彩ってくれる真珠(パール)のネックレス。しかし、「いざ使おうと思ったら、糸が伸びて隙間ができていた」「留め金具が使いづらく着けるのが大変……」とお悩みの方も多いのではないでしょうか。

真珠の糸は消耗品です。安心してお使いいただくためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。今回は、糸の緩みと金具の不具合でお持ち込みいただいた真珠ネックレスが、当店の「連組み(糸替え)」と、大人気の「マジック金具」への交換によって、使いやすく生まれ変わった事例をご紹介です。

1. お持ち込み時の状態とご相談:糸の緩みと金具の不具合

今回お客様がお持ちくださったのは、真珠のネックレス。 しかし、詳しく拝見すると、クラスプ(留め金具)のすぐサイドの糸に緩みが生じており、金具自体にも少し不具合が確認できる状態でした。このまま使用を続けると、万が一糸が切れて真珠がバラバラに散らばってしまうリスクもあり、大変危険な状態です。

修理検索にて、当エファーナのブログやジュエリー修理専門サイトをご覧になり、そこで紹介させていただいていた「マジック金具」に大変ご興味を持ってくださっていました。

クラスプ付近の糸が緩み、隙間ができている真珠ネックレスのお持ち込み時の状態
【お持ち込み時】金具付近の糸が緩み、大切な真珠に危険な隙間ができていました。

2. サンプルを手に取って:マジック金具の利便性を実感

エファーナの店頭には、お客様に実際の使い心地を試していただけるよう、様々なジュエリーパーツのサンプルをご用意しております。

今回も、お客様に「マジック金具」をはじめとする複数のサンプルを実際に手に取っていただき、どのように着脱するのか、その仕組みや使い方をご説明差し上げました。

「マジック金具」は、マグネットの力を利用した、留め金具です。後ろ手でも凹凸がピタッと吸い付くように留まり、外すときも少しひねるだけでスムーズ。この圧倒的な便利さと使い勝手の良さを実際に肌で実感されたお客様は大変喜ばれ、早速こちらの金具への交換と、コーティングワイヤーへの通し替え作業に入ることとなりました。

ショップの店頭で様々な真珠用留め金具のサンプルを手に取って比較している様子
店頭のサンプルで「マジック金具」の使い勝手の良さを実際に体験していただきます。

3. 一珠ずつの丁寧な「拭き取りお掃除」

作業の第一歩は、お預かりした真珠を優しくいたわることから始まります。 長年ご愛用された真珠には、目に見えない汗や皮脂、化粧品などの汚れが付着していることがあります。これらを放置すると、真珠特有の美しいテリ(輝き)が損なわれる原因になってしまいます。

そのため、エファーナでは新しいワイヤーに通す前に、まずはすべての珠をバラし、「一珠ずつ」丁寧に拭き取りお掃除を行います。真珠にダメージを与えない専用のクロスを使い、優しく汚れを落とすことで、真珠本来のみずみずしい輝きが美しく蘇ります。

真珠の珠を、専用のクロスを使って一珠ずつ丁寧に拭き掃除している職人の手元
美しい輝きを取り戻すため、すべての珠を一珠ずつ丁寧に手作業でお掃除します。

4. しなやかさと耐久性を生む:コーティングワイヤーとシリコンパッキン

お掃除が終わり、ネックレスの「連組み(れんぐみ)」の準備が整いました。 真珠にはそれぞれ形や微妙な向き(美しく見える方向)があります。ひと珠ひと珠、真珠の方向や並びのバランスを厳密に確認しながら、新しいワイヤーへと通していきます。

今回使用するのは、従来の絹糸(シルク糸)に比べて圧倒的に耐久性が高く、切れる心配がほとんどない「コーティングワイヤー」です。 ただワイヤーに通すだけでは、真珠同士が擦れ合って傷ついてしまったり、ネックレスが硬く突っ張ってしまったりします。そこでエファーナでは、真珠と真珠の間に、クッションの役割を果たす小さな「シリコンパッキン」を交互に挿入していきます。これにより、珠同士の摩擦を防ぎ、首元に美しく沿うしなやかなラインを作り出すことができるのです。

コーティングワイヤーに真珠の珠とシリコンパッキンを交互に通して連組みをしている作業風景
珠の向きを確認しながら、コーティングワイヤーにシリコンパッキンを交互に入れていきます。

5. 完成:マジック金具の固定とクオリティチェック

いよいよ仕上げの工程です。 ネックレスのエンド部分(両端)に、お客様が選ばれた待望の「マジック金具」をしっかりと固定します。

金具を固定する際、ワイヤーの引き具合が強すぎるとネックレス全体がカチカチに突っ張ってしまい、逆に緩すぎると隙間ができてしまいます。手首や指先でネックレスの「突っ張り具合」や「しなやかさ」を何度も何度も、細かく確認します。理想的な美しい垂れ具合(ドレープ感)が出ていることを確認した上で、確実に金具を固定し、完成となります。

マジック金具が綺麗に取り付けられ、しなやかに仕上がった真珠ネックレスの完成品
【完成】マジック金具がしっかりと固定され、安心してお使いいただける美しい仕上がりに。

まとめ:大切な思い出のジュエリーを、もっと身近に

出番の少ない真珠のネックレスも、糸替えをして、留め金具を最新の便利なものに変えるだけで、驚くほど出番が増える「一軍ジュエリー」へと変身します。

エファーナのジュエリー修理専門サイトにも、今回のコーティングワイヤーによる連組みや金具交換など、たくさんの修理事例を掲載しております。 「私の真珠も大丈夫かしら?」と思われた方は、ぜひ過去の事例をご参考になさってくださいね。お見積もりやご相談はいつでも無料ですので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

あなたの大切な真珠が、これからもずっと輝き続け、安心してお使いいただけますように。エファーナが心を込めてお手伝いいたします。

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