上から見ると直線部分があり半円状に大きく潰れてしまったピンキーリング

【ジュエリー修理】長年の使用で半円形に変形したピンキーリングを美しく真円へ修正!

お持ち込みいただいたのは、お客様が長年大切に身につけられていたというピンキーリング(小指用指輪)です。

「これ、指輪なんですが…かなり形が崩れてしまっていて。修理できますか?」と心配そうにご相談にお持ちくださいました。

トレイの上に置かれた大きく変形しているピンキーリング
「これ指輪なんですが…修理できますか?」とお持ち込みいただきました。

拝見してみると、見事なまでにきれいな「半円」の形状に潰れてしまっていました。「元々は綺麗なまん丸のリングだったのですが、長年つけているうちにこんな形になってしまって…指から抜くのも痛くて苦労しました」とのこと。日常の力加減が重なり、徐々に変形が進んでしまったようです。

上から見ると直線部分があり半円状に大きく潰れてしまったピンキーリング
きれいに半円状へ変形してしまったリング。元の形状は真円でした。

リングの内側から慎重に状態を観察してみると、最も強い力が加わっていた部分に小さな亀裂(クラック)が入っているのを確認しました。ダイヤモンドが留められている裏穴の周辺は金属が薄くなっており、強度が少し弱くなっている状態です。

リングの内側から見たダイヤモンド留め穴と屈折部分の細かな亀裂
内側から確認すると亀裂も発見。ダイヤ留め穴の部分が弱くなっています。

そのまま強い力を加えると金属が割れてしまうリスクがあるため、まずはバーナーの炎で金属を加熱して硬化をほぐす「ナマシ(焼鈍)」を行います。金属を柔らかくした上で心棒に通し、木づちで周囲を「トントントン」と優しく叩きながら少しずつ丸みを復元していきます。

芯棒に通したリングを木づちで徐々に叩いて成形している作業風景
バーナーでナマシを行った後、木づちでゆっくりトントントンと叩いて整えます。

焦らず、リング全体へ万遍なく「トントントン」と力を加え、歪みをミリ単位で矯正していきます。

芯棒上で全周にわたってバランスよく叩き整えられているリング
全体を優しくトントントンと調整し、真円へと近づけていきます。

綺麗な真円へと形が戻ったところで、表面の小傷や叩き跡を整える仕上げ工程へ移ります。シリコンポイントを用いて表面をなめらかに慣らし、最後にバフ磨きで光沢を出していきます。

形が綺麗に整い作業台の上に置かれたなめらかな状態のリング
形がお直しできたところで、シリコンポイントとバフ磨きで仕上げます。

全体のかみ合わせやダイヤモンドの留まり具合、強度をしっかりと確認し、美しく蘇ったリングが完成いたしました!早速お客様へお直しの完了ご連絡を差し上げました。

手指で持ち上げて確認している綺麗な真円と輝きを取り戻したピンキーリング
全体の強度と仕上がりを確認し、お客様へ完成のご連絡です!

「変形して指から抜けなくなった」「歪んでしまって着け心地が悪い」というお気に入りの指輪がございましたら、諦めずにぜひ香川県高松市のエファーナへご相談ください。手仕事で大切なジュエリーを再び快適に身につけられる状態へとお直しいたします。

エファーナのWebサイトでは、今回の事例のほかにも様々なジュエリー修理やリフォームの事例を多数掲載しております。ぜひ参考に併せてご覧ください。

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